2021/5/29
大阪の伝統工芸品の製作体験学習を行ってきた。今回は唐木指物フォトフレームの製作である。時間は90分。 おそらく、子どもたちにとっては、時間はあっという間に過ぎる。とにかく集中して作業を行う。
2枚の子どもたちの様子を見てほしい。一生懸命である。こんな姿、学校でよくみられる光景だろうか? 何故、こんな姿だろうか?私が思うには頑張れば頑張るほど結果が明らかになるからである。
結果は、完成したピカピカのフォトフレームである。もともとの材料には光沢がない。紙やすり2回磨き、うずくり(カヤツリグサ科の植物を まとめて麻ひもで巻いたもの)1回磨く。最後に蜜蠟をつけて光沢を出す。達成感がある。 職人さんと相談して作ったプログラムである。意図的計画的な仕掛けである。
子どもたちは満足して教室に帰る。 きっと、大人になった時、フォトフレームを見て、あの時の様子を思い浮かべるかもしれない。私も職人さんも 満足である。学校の授業も常にとは言わないが、目指す子ども像に向けて、意図的計画な仕掛けは大事だと思う。 最後にもう一度子どもたちの表情をみてほしい。